The Hollow Crown/ホロウ・クラウン 嘆きの王冠 ヘンリー4,5世編 感想
ヘンリー4世編の感想 前後編と分れています
各3話で、主人公は一貫してヘンリー5世です
前編が老齢になった4世との対立(対比かな) 後編は息子5世の戦争物語
「嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~」として劇場版もあるようです
んでもって、舞台になる時代は1400~1420年くらい
すんません、ヘンリーさん達の事、全く知らんかったとです(´・ω・`)
リチャード2世から無理矢理奪った権力
同様に奪われると危惧したヘンリー4世の苦悩(自業自得)
息子の織田信長状態などなど盛り沢山でした
物語なので、史実とは全く違うようです
調べるまで信じていた私の純粋な気持ちを返してー(´Д`)
フランスとイギリスって仲が悪かったんですね
こんなに攻め入ってたとは!
今回は長いので、折りたたみ記事になっとります_(┐「ε:)_
世界史でフランス史とイギリス史を軽くは学んだハズだけど
殆ど覚えてません!゚(´‘c_,‘` )
飛び飛びで覚えていて、一連の流れがサッパリよ!
日本史と世界史なんて分けずに
一連の流れで教えた方が良いと思うのに(´ДÅ)
信長とシェークスピアが同時代なんて知らんかったよw
この仏国英国の領地争いを見ていたら
フランスは謝罪と賠償を請求しないのかしらー?なんて思った\(^o^)/
隣の某半島人なんか、飽きることなく言い張ってるのにねー
フランスの正当な統治者は私だ!っと乗り込んでくるなんて
某半島人なら謝罪と賠償を500年経っても喜々として請求してるw
出演者の中で見た事ある役者は
・パーシーの妻 ダウントンアビーの長女メアリー
・ウォリック伯 ゲームオブスローンズのジョラー・モーモント
この2人だけすぐ分かりました
英国ドラマ・映画に詳しくないので、その他の凄い役者さんは不明です
かなり凄い方々が出演してたようです
シェークスピアの時代あれこれ思う
4世編で既に老齢なんですが、リチャード2世編で見たヘンリーさんが
おじいちゃんになっていて時の流れを感じるとともに
あの頃の部下は誰がいるんじゃと悩むw
あの人があの人でーって繋がらないw
物語の流れが まんま「織田信長」です
放蕩息子だと思っていたら、王が崩れる時に隠していた能力を発揮!
信長と違うのは死ぬ前に能力を見せちゃうところですかね
信長の話もどこまで真実かは知りませんけど、どうなんでしょうか?
・織田信長(1534~1582年)
日本の話があちらに渡ったのか、古代ローマ史にもあるネタなのか?
シェークスピアまでに、この手の話が描かれてないのなら
もしかしたら日本から「日本の王様の話」として伝わった可能性もアリ?
この手の文化交流って、絶対に一方通行はナイのでありえなくもない
(中国の文化が日本に渡ったように、日本の文化も中国に流れてる)
特に南蛮渡来&キリスト伝来で、間違いなく日本の話は歪曲されて流れてるだろう
多少、異文化記録として教会から話が漏れ読み物化してたかもしれない
ただ、一般人が見聞き出来るよう文書化されていたのか 私は知らない
でも物書きならば古今東西の情報収集はしていたとは思うけど
どうなんでしょうね?
あと、やはりイギリス英語ドラマ
「これがシェークスピア」なのか「英国ドラマ」なのか
ぶっちゃけ英語にも英国ドラマにも詳しくないから断言出来ないけれど
耳が慣れてる人、英語が得意な人は直ぐ気が付くのではないだろうか
普段聞きなれているアメリカ英語とは違うのがハッキリわかります
うんこ耳な私でさえ分かったし₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾
前回のリチャード2世の英語が違う気がすると書きましたが
私はシェークスピアの原文もセリフも殆どと言うより全く知りません
なので、このドラマでは原文ままのセリフを使っているのかさえ分かりません
多分ですが、普通の会話的なのはドラマ仕様(現代英語)で
詩的と感じる長セリフなどは、原文のセリフなのでは?と思っています
リチャード2世でのヘンリーは、かなり現代風になってる気がします
原文知らんから、気がするしか言えないんだけどw
ヘンリー編でいえば、王がヘンリーを心配し落胆を語る各シーンや
瀕死の王のもとに馳せたヘンリーのシーン
戦争での名台詞っぽいシーン(見てたら分かる)
などは特に原文のままなのでは?と思いました
やはり気になって少しだけ調べると戦場の
「諸君、もう一度突破口へ(Once more unto the breach,dear friends...)」は名セリフらしい
原文かな?って思ったところは当たってたが 他は不明
シェークスピアの事が気になって、ネットの深海に手を出したらヤバイ匂いがする(´・ω・`)
ヘンリーが放蕩息子で遊んでる所は、多少変えてる気がする
王様ごっこのシーンは原文ままっぽいが・・・どうなんだろう
原文で読んでみたい気もするけど(多分ネットに落ちてるだろう)
ドラマが期間限定配信なので、比較する元気がない
英文科卒って言ったら、シェークスピアの一節くらい案じるのが普通らしいが
(英語圏では。日本では全く違うみたいですけど)
分かる人いるのかなー 教えて欲しいわ!
っと書いてる途中で、やはり気なって調べてたら
「BBC シェイクスピア史劇 『空ろな王冠』をめぐって」(pdf)という
狩野良規氏が書かれた論説を見つけました
原文の理解が深い方なのでしょう、気になっていた点を俳優の説明と共に
分かりやすく解説してくれてました
この論説によると、かなりセリフのカットや改変があるようです
ただ、原文(叙事詩)を口語に変えてるとかまでは分かりませんでした
多分、多少なりとも変えてるのは間違いなさそうです
私たちが織田信長の書簡なんて読めないのとは多少違うのかな
ちなみに これが信長さんの書簡 読めるかヽ(`Д´)ノ
英語も日本語も大昔に使っていた単語は現代とは多少違うんだろう
って思ったが、日本って書き言葉と話し言葉が違うから
英語より時代の落差がかなり激しいんだよね・・・
時代が古くなると漢文使ってくるしw
現代の英語と500年前の英語は 多分殆ど変わらないという結論付けとくわ
(言い回しや、単語に含まれる意味の増減等はあるだろうが)
シェークスピアのセリフを普通に話に使うのはアリなんだろう
でも、戦国時代の大名のセリフを私たちが使うのはナシだよね
突然「敵は本能寺にあり!」なんて運動会やらで叫ばれても困る(´・ω・`)
ネタバレ避けて感想書くと、シェークスピアの疑問に終始してしまうわ
イギリス俳優に詳しくないし
総括した感想
演者が巧み 日本やアメリカの俳優には無理だろうと瞬時に理解できる
なんせ、主役を演じる俳優が若手(35歳以下)
で、シェークスピアを諳んじて演じている
日本で言ったら、平家物語を原文で演じられる(琵琶法師役になるが)
30歳の俳優は居ないだろうし、アメリカにもないだろう
戯曲、叙事詩はサッパリ分かりませんが
なんとなく ミュージカル(歌と踊り)の詩版って感じなのかな
あっちの詩は韻を重要視するから
日本だと和歌や俳句で演技するようなもんか?っと思いながら視聴してました
字幕追うのも忙しいし、気になった箇所を何度も聞き直したりしたけど
韻まで気にしてられんかったよw
イギリス英語だなって確認しただけになった低レベルな人間(´・ω・`)
ハードルは低く低くでございますw
あと、脇役が脇役に徹しているが、技術というが重厚な演技をしているのが凄いです
老齢の演者は主役のヘンリー5世を脇役に回すほどの素晴らしさです
逆に、リチャード2世は「主役中の主役!王様!」って感じでした
監督の違いなのか、演出なのか私には分かりませんけど
リチャード2世は紛れもない高貴な血筋の王でした
変わってヘンリー5世は一般人の(感覚を学んだ)イギリス青年で
王とは努力して地位を守るものだという覚悟があった
でも「青年」なんです 普通の恐怖も持ち合わせた人だった
そんな演出だったと思います
飲み屋で戯れてる姿は、まさに現代の青年
でもねー 庶民の重税とか理解はしないんだよねw
無駄死にしても名誉で喜べ的なw
そもそも武功上げたからって、全員ちゃんと爵位や役職貰えたとは
とても思えませんしね
って事で長い記事になりました
面倒くさいので誤字脱字の修正はしません
書くのに数時間かかって、正直疲れたよ・・・パトラッシュ・・・
(やはり検索は奈落の底です。調べ物はほどほどに)